「英単語がわからなくて会話が止まる…」
「TOEICや英検の勉強を始めたけど、単語が覚えられない…」
そんな方にとって、“自分に合った単語帳”を見つけることは、英語学習の第一歩です。
この記事では、語彙力をしっかり伸ばせるおすすめの英単語帳・書籍をレベル別に紹介しながら、失敗しない選び方と効率的な覚え方のコツもあわせて解説します。
なぜ「単語帳選び」が大事なのか?
英単語帳は「続けられるかどうか」がすべて。
内容が良くても、自分のレベルや目的に合っていなければ、途中で挫折しやすくなります。
単語帳を選ぶときのポイント:
- 自分の英語レベルに合っているか(難しすぎ・簡単すぎはNG)
- 例文があるか(使い方のイメージがつかめる)
- 音声付きか(発音とセットで覚えられる)
- 学習目的に合っているか(会話重視、試験対策など)
初心者におすすめの単語帳(英会話や日常英語を学びたい方向け)
1. 『キクタン英会話【初級編】』(アルク)
「聞いて覚える」スタイルの超定番シリーズ。
日常会話でよく使う表現を中心に、1日16語×8週間で学べる設計になっています。
- ✅ 会話に必要な語彙に特化
- ✅ リズムに乗って覚えやすいチャンツ音声付き
- ✅ フレーズ単位で記憶に残る
「単語単体ではなく、“使えるフレーズ”で覚えたい人」にぴったり!
2. 『DUO 3.0』(アイシーピー)
語彙・文法・熟語を“560の例文”に凝縮したベストセラー。
中級者向けですが、しっかり使えば日常英語・ビジネス英語・TOEICまでカバーできます。
- ✅ 例文がリアルで実践的
- ✅ 文脈の中で語彙が覚えられる
- ✅ 専用CDでシャドーイング学習も可能
「効率重視の学習スタイルを求める人」におすすめ。
試験対策におすすめの単語帳(TOEIC・英検など)
3. 『金のフレーズ(TOEIC L&R TEST)』(TEX加藤)
TOEIC対策といえばこれ。スコア別に語彙が整理されており、実際の出題傾向に合わせた構成。
- ✅ スコア別(600点〜990点)で段階的に学習できる
- ✅ フレーズ形式で覚えやすい
- ✅ 改訂版でより実践的に
「TOEICの語彙を効率よく伸ばしたい人」に必携。
4. 『英検でる順パス単シリーズ(旺文社)』
英検3級〜1級までレベル別に用意されている定番シリーズ。
試験に出やすい単語が「でる順」に並んでいるので、効率的に対策可能。
- ✅ 英検対応レベルで学習できる
- ✅ 音声アプリ付きで移動中にも使える
- ✅ 単語→例文→和訳でしっかり理解
「英検合格を目指すなら、まずはこれから」。
語彙力を底上げしたい中上級者向け
5. 『速読英単語 上級編』(Z会)
文脈の中で語彙を学ぶ「速単」の上級者向けバージョン。長文を通して、高度な語彙を自然にインプットできます。
- ✅ 時事・社会・科学など幅広いテーマの英文
- ✅ 精読・速読・単語学習が一体に
- ✅ 語彙の定着と読解力の両方を鍛えられる
「大学受験以降も本気で英語を続けたい人」向け。
6. 『ボキャビルマラソン(アルク)』
英検準1級〜1級・TOEFL・IELTSにも対応できる難語レベルの単語帳。1日10分の学習ペースで約2ヶ月完了。
- ✅ 上級語彙を実践的に使えるように設計
- ✅ ネイティブに近い表現や語感も身につく
- ✅ 語源の解説があり、単語の理解が深まる
「単語力を本気でレベルアップしたい人」へ。
7. 『Word Power Made Easy』(Norman Lewis)
英語ネイティブも使う“語源学習”の古典的名著。語源・接頭辞・接尾辞を体系的に学ぶことで、未知語の意味も推測できるようになります。
- ✅ 英語を英語で学ぶスタイル
- ✅ 語彙力だけでなく「英語の感覚」も身につく
- ✅ 語源から覚えるので記憶に残りやすい
英語中〜上級者や語源学習に興味がある方におすすめ。
効果を高める単語帳の使い方・覚え方のコツ
1. 「見る→聞く→声に出す」の三段階で覚える
視覚だけでなく、音声を聞いて発音することで、記憶の定着率が大幅にアップします。
- 📘 見て覚える(テキスト)
- 🎧 聞いて覚える(付属音声 or アプリ)
- 🗣 声に出して覚える(スピーキング練習も兼ねる)
2. 1日10個でもOK。反復重視で「短期記憶→長期記憶」へ
一度に大量に覚えるよりも「毎日少しずつ+何度も繰り返す」のが定着しやすいです。
例:
- 1日10単語×7日 → 週に70語
- 翌週は「復習+新しい単語」でローテーション
3. アウトプットで「使える語彙」に変える
覚えた単語は、実際に「使う」ことでようやく定着します。
英会話レッスンや日記、SNSでの英語投稿など、アウトプットの場を意識的に持ちましょう。
まとめ:単語帳は「相性」がすべて。まずは1冊やり切ろう!
世の中には無数の単語帳がありますが、大事なのは「これなら続けられる」という1冊を選んで、やり切ることです。
- ✅ 目的に合った単語帳を選ぶ(会話?試験?読解?)
- ✅ 音声付きで“耳”でも覚える
- ✅ 毎日コツコツ続けられるスタイルを作る
どんな単語帳も、「覚える→使う→忘れる→思い出す」のサイクルが大事。
あなたにぴったりの1冊が、語彙力の土台を支えてくれるはずです。
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